設定
黄祖の元に仕えていた頃、戦場で凌統の父・凌操を殺す。後に呉に降る。
そのあけっぴろげな性格を慕う者も多いが、好んで人を殺す残忍な面を持っている。
・来歴:
【巴郡】
塩を生業とする地方豪族・甘氏の嫡男として誕生。
若くして遊侠を好み、ごろつきたちの頭領として傍若無人にふるまっていた。
役人として会計報告をしていたこともあるが、やがては官を棄てた。
【南陽】
暴力沙汰をやめたのちに先賢の書物を読む。
劉表の元に身を寄せ、そのまま南陽に住む。しかし取り立てられる気配がないので、呉へ行くことを決める。
【夏口】
呉へ行くには避けて通ることができず、やむを得ず黄祖の元に身を寄せる。そのまま三年経ったが劉表の元にいた頃と同様、礼遇されることはなかった。
孫権の黄祖討伐によって軍が敗走したとき、殿(しんがり)で兵を指揮し、校尉の凌操を射殺する。ところが依然として礼遇されず、それどころか配下の引き抜きまでされてしまう。
彼の気持ちを知った蘇飛は、邾(ちゅ)県に赴任できるよう助力、その後甘寧は呉へと出奔することとなる。
◇凌統(公績)揚州呉郡余杭県出身
孫権の臣下。15歳の頃、父・凌操が戦死するとそのまま兵を継ぐ。
父の仇を名乗る甘寧に復讐したいと考えている。
凌統の来歴などについては作品上でふれていきたいなというところ…