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甘凌情報収集&創作ノート

メモ――凌統民間伝承

最近は久しぶりに北方三国志を読み進めております。
といっても、読み始めたのが文庫版6巻の冒頭からで、まだ途中なのですが…

具体的に言えば、孫権に寒くないかと心配して声をかけてくれる甘寧とか、 上司(周瑜孫権)へカチコチになりつつもすなおな応対ぶりを見せてくれる淩統が出てくるところまでは読み進めることができました。
う~ん、甘淩的に…というよりはふつうに単体でいじらしくて悶えてしまいますね。
でもやっぱり、甘寧が淩統の名前にあるかなきかの反応を示したところとかには反応せざるを得ません。なにを思ったのか甘寧…。

さてここからが今回のメインです。
そんな具合に2人を摂取した勢いで、久しぶりに「凌統」で百度検索してまいりました。
するとなんと偶然、最近掲載された凌統関連のニュース記事が引っかかりました。
そこに凌統に関する民間故事についての記述が…!

当地有个流传的民间故事《少年凌统智败“五老虎”》:凌统幼小力大无穷,武艺高强,智慧过人。12岁那年,他遇到了当地的五个恶徒,号称“五老虎”,欺压百姓,抢劫财物,他想:如果硬斗,不成,就与“五老虎”智斗,结果,斗败了“五老虎”,因此,这故事就传开了。

地元に伝わっている民間故事に『少年凌統知恵で「五老虎」を敗る』というのがある。:
凌統は幼いころから限りなく力持ちで、武芸に優れ、知恵は人並み以上であった。12歳の年、彼は「五老虎」と称される地元の5人の悪党に出会った。庶民をいじめ、強盗をしていた。そこで彼は思った:もし戦うとしたら暴力ではだめだ。「五老虎」とはただ知恵だけで戦うのだ、と。その結果、「五老虎」は勝負に敗れ、それゆえに、この故事がすぐに広まったのであった。

いつもながらヘッポコ訳なので信ぴょう性は薄いんですが…知恵くらべの内容が気になりますね。

ちなみにこちらの話は、『余杭历史文化研究丛书:民间文化』という全6巻の本に掲載されているようです。
もしかしたらそちらに詳細が載っているかもしれませんね。有志の方によるレポお待ちしております。